Liner Notes
モーニング娘。'16
「ムキダシで向き合って」
「ムキダシで向き合って」は、多国籍トラックメーカーチーム「Jean Luc Ponpon」の制作したバックトラックを基に作り始めました。
この時点で既に曲の構成やアレンジはほぼ完成されており、そこにメロディーを乗せていくという普段の作り方とは違う非常に新鮮な作業でした。
自分一人では恐らく出てこないであろうメロディーを、Jean Luc Ponponのバックトラックに引っ張り出してもらったという感覚です。
また第一印象から「この曲をモーニング娘。'16が歌うとしたら...」と勝手に思いを馳せながら作ったので、タイトでキレのあるメロディーになっています。
詞に関しては「ムキダシで」や「向き合って」という言葉がメロディーと共に口をついて出てきたので、そこからストーリーを拡げていきました。
何年か前に初めてモーニング娘。のライブを見させて頂いて感じたことは、「ダンスや歌がすごい、本物だ」ということ。
アイドルらしからぬと言うのでしょうか。
彼女達は「アイドル」という肩書きを脱ぎ捨てても、しっかりと渡り合える。
常に自分と向き合いながら本物のスキルを勝ち得た戦闘力の高い彼女達ならば、きっとこの詞を何倍も輝かせてくれるだろう。
そんな思いで詞を書かせて頂きました。
耳の肥えたハロプロファンの皆様、普段ハロプロの音楽を聴かない未来のハロヲタの皆様が、この曲にビビッと来てくれることを祈りつつ。
最後に。
作家としてまた一つ大きな夢を叶えて頂きました、ありがとうございます。
星部ショウ