誰しもハイティーンの頃というのは、学生から社会人になっていく自分をリアルに意識し出し、まだ何者でもない自分に不安を抱いたり進路に悩んだりするもの。
そんな鬱屈した気持ちのモヤモヤを晴らすような、爽快感や疾走感を感じさせる楽曲をと思って作りました。
意味のある励ましの言葉よりも、意味はないが魂を奮い立たせるような「シャララ!」という言葉を一緒に声を張り上げて歌う。
限りある青春や人生、あれこれ悩むよりまずやっちゃう。
今現在少しだけ立ち止まっている人の背中をポンと押せるような楽曲になっていたら嬉しいです。
アレンジは宮永治郎さん。
RECスタジオでのギターリアンプ作業を見学させて頂きました。
機材へのこだわり、音色・質感へのこだわりを間近で吸収することが出来ました。
非常にパワフルで抜けの良いギターサウンドになっており、眩しく暑い夏の青空を感じさせるアレンジです。
竹上良成さんのホーンセクションもカラッと爽やかで、耳に心地よく響いてきます。
そしてディレクターさんと星部で録った暑苦しい男性コーラスにも是非耳を傾けてみて下さい。
RECブースで男二人向かい合いながら歌った「シャララ!シャララ!」は、青春の青臭さを感じさせる良いアクセントになったかと思います。
星部ショウ
2017年夏公開、こぶしファクトリー初主演映画「JKニンジャガールズ」の主題歌です。
コメディー映画ということで、観終わった後に明るい余韻が残るような楽曲を意識しました。
楽曲のテイスト的には様々な案がありましたが、古き良き邦画コメディーテイストを参考にしながら作りました。
歌詞に関しては、映画のオフラインを観ながら詰めていきました。
ストーリーも少しなぞりながら、老若男女が口ずさめるような引っかかりのある言葉選びを心がけました。
特に小さな子供達がこの曲を口ずさんでくれたら大成功ですね。
こぶしファクトリーのメンバーには、歌唱面でこぶしを使ったり、元気一杯叫んでもらったり、相当頑張ってもらいました。
特に間奏明けのフリーテンポになる井上さんの部分(し~の~び~し~の~ば~ず~)はとても難しそうですが、作者としてすごく気に入っています。
そして星部のDemoを格段に進化してくれたアレンジ菊谷知樹さんの華やかで煌びやかな音色達が、この楽曲のお祭り感をさらに際立たせています。
この曲でも、もちろん竹上良成さんのブラスセクションが炸裂してます!
そして今回は俳優のマギーさんに、劇中のハリー教官役でCDにも特別出演して頂きました。
映画のアフレコの際に、楽曲用のセリフを吹き込んで頂いたそうです。
マギーさんの熱いセリフにも是非ご期待下さい。
ということで、2曲とも非常に中身の濃い楽曲となっています。
あとはこぶしファクトリーの皆さんがこの楽曲を好きになって、可愛がって、仲良くなってくれたら、親としてこんな嬉しいことはないです。
星部ショウ