Liner Notes
モーニング娘。'17
「弩級のゴーサイン」
この楽曲はポップ・パンクやエモといったジャンルをベースにしながら、クラシカルなテイストも取り入れたデジロックとでも言いましょうか。。
様々な音楽ジャンルの融合が肝の1曲となっています。
そんな難解な調合をサウンドクリエイターのYockeさんが、絶妙な塩梅に仕上げてくれています。
メロディーはシンプルですが構成は少々複雑なので、聴く度に新たな発見があるような味わい深い作品になっていたら幸いです。
以前モーニング娘。へ提供させて頂いた楽曲が「ムキダシで向き合って」や「BRAND NEW MORNING」とマイナー調でオトナな楽曲が続いたので、今回は底抜けに明るく等身大な彼女達をイメージしながら作りました。
児玉雨子さんの歌詞も、主人公の女の子達がイキイキと描かれていて楽曲のイメージにピッタリです。
特に曲調が一変しクラシカルで荘厳な雰囲気になるセクションでは、その曲調とは対照的な小さな日常の出来事を描いている部分が好きです。
そんな小さな日常こそ、女の子達にとっては重要であり大ごとなのだという視点が素晴らしいと思いました。
最後に。
ハロプロやモーニング娘。にとってアニバーサリーイヤーとなる「2017~2018年」。
20周年を迎えてもなお、ここから更に勢いを増して次のステージへ向かって突っ走って行くのだと思います。
作家として微力ながら、ハロプロそして彼女達の勢いを後押しするブースターのような楽曲を作っていけるようこれからも精進して参ります。
星部ショウ