Liner Notes
モーニング娘。'17
「五線譜のたすき」
モーニング娘。20周年を記念するこの楽曲の作曲、そして加藤裕介さんと共に編曲も担当させて頂きました。
普段メロディーはギターを弾きながら鼻歌やデタラメ英語で作ることが多いですが、この曲はなんとなく不慣れなピアノを弾いている時にイントロのフレーズが出てきて、そこからストーリーを発展させて作りました。
元々ギタリストの僕がピアニスト気取りで、自分の手癖には無いようなメロディーやコード運びを意識して作っています。
曲を作る時も聴く時も、繋ぎ目の滑らかな転調が個人的に好きなのですが、この曲ではその仕掛けをふんだんに施しました。
転調は人生の様々な局面や紆余曲折を表現しており、モーニング娘。20年の歴史とこれからの未来に対するオマージュでもあります。
編曲に関しては、まず僕が曲のベーシック部分をほぼ作り、加藤さんに各楽器の音色等のブラッシュアップとストリング&ブラスアレンジをして頂きました。
全体的なイメージは作曲時から頭にあった「80's洋楽バラード × モーニング娘。’17」です。
ピアノの音色からそれと分かるような懐かしさを感じさせる音や曲構成に、今っぽさもしっかりとブレンドしています。
特に間奏からラストへ向けてのメンバーの熱い歌唱、ブラスやストリングスを始めとした各楽器の盛り上がりがこの曲の醍醐味でありハイライトであると感じます。
僕のイメージよりも更にゴージャスで力強い音になったのは、素晴らしい加藤さんのアレンジのおかげです。
素敵なご縁に感謝しています、ありがとうございました!
最後に。
結成20周年という素敵な舞台に現在立たれているモーニング娘。’17の皆さん。
そのような晴れの舞台に相応しいオートクチュールを、と思いこの曲を作りました。
きっと皆さんに似合うと思います。
気に入って頂けたら幸いです。
星部ショウ