Liner Notes
岡井千聖
「ウーロンハイの女」
数年前に℃-uteのライブを拝見する機会があり、その時の岡井さんのMCが非常に印象的でずっと僕の頭の中に残っていました。
数千人のファンに対し、「みんなやっぱり若い子好きだよね?わかる、その気持ち。若い子に流れても良いけど、私のことも忘れないでね!」
こんな感じのことを、まるで古くからの友人にでも話すような感じで、岡井さんは面白おかしく語っていました。
大きなライブ会場が、一瞬にして「岡井ちゃんち」に変わったなぁと感じました。
この辺の人間力というか、親しみやすさというか、優しさというか。
岡井千聖という女性の魅力であり、天性の才能だなという風に感じました。
そんな岡井さんが℃-ute解散後、初めてソロ曲を出すと聞いて、絶対やりたいと思いました。
ディレクターさんと「こんなのが面白いんじゃないか?」と色々アイデアを出し合っている時に、「ウーロンハイ」というキーワードが出てきました。
岡井さんには個人的に歌謡曲を歌ってほしいというのもあったので、その時に「ウーロンハイ」をテーマに歌謡曲を作ろうと決めました。
サビの「ウーロンハイ~」のメロディーはミーティングの帰り道ですぐ浮かんできたのでiPhoneに鼻歌を録音し、家に帰ってからメロディーをほぼ完成させました。
歌詞については、テレビで岡井さんが自身のお父さんについての面白エピソードを語っていたのを拝見していたので、それらを基に歌の中の男女のやり取りを想像しながら描きました。
「何があってもアンタを愛しているから」という懐の深い女性のセリフは、せめて歌の中だけでは女性にそう言って欲しいと願う男のワガママであります。
是非岡井さんにはその歌声とこの歌とで、世の疲れた男性を元気づけて欲しいなと思います。
リスナーの皆さんには、是非カラオケやスナックでの十八番として歌って頂ければ幸いです。
星部ショウ