作曲を担当させていただきました。
この曲はアンジュルム新曲用に作った3パターンのデモの中の1つで、テーマは「エッジの効いたビッグバンドサウンド」。
デモの時点では激しいディストーションギターをかき鳴らすようなロック寄りのサウンドでした。
こだわりポイントは、サビ前の転調ですね。
今回はBm(平行調でD)のキーからAbのキーへ、+6半音分の壮大なジャンプを試みました。
地球から海王星に飛んでいって還ってくる位の突飛なワープ感を味わってください。
もしかすると、この転調の大ジャンプを聴いて作詞家のshungo.さんは「ギャラクシー」という言葉をチョイスしたのかも!?
shungo.さんの歌詞を拝見したときに、思わずほくそ笑んでしまったのは言うまでもありません。
また仮歌は僕がデタラメ英語的に歌っており、歌詞の「ギャラクシー!」の部分は「ハットリ!」と歌っていました。
デモ曲のタイトルは「服部BigBand」、それくらい全編に渡って「ハットリ!」と叫んでいました。
Aメロの「やっかみ ばっかり」のような小さい「っ」もおそらくデモの譜割を取り入れて下さったのだと思います。
こういう跳ねるビートと促音は相性が良く、ノリが出ますよね。
そんなノリノリな歌詞を頂き再度仮歌を入れ直している中で、「間奏にセリフを入れたくなるよねー」という話になり。
ギャラクシー劇場の総責任者なのか司会者なのか分かりませんが、そんな気分でセリフパートを入れました。
個人的には「ベストヒットUSA」の小林克也さんを意識してテンション高く作っております。
曲はアンジュルムが歌っていますが、主役はもちろん「It’s You!!!」リスナーの皆さまでございます。
今現在もしも意中の方がいらっしゃるのであれば、どうぞこの曲を聴いてラブコメディーの主役に躍り出ていただきたいと思います!
10年以上リーダーを務めた和田彩花さんが卒業されてから初のシングル、アンジュルム第二章の幕開けですね。
新リーダーに竹内朱莉さん、新メンバーに橋迫鈴さんを迎え、また音楽性も少し変わっていくのでしょうか。
アンジュルムはとにかく普段からテンションが高いグループという印象なので、そこを音楽に落とし込めたらなと個人的には思ってます。
あのワチャワチャ感は他のグループにはないですし、出そうとして出るようなものではないですからね。
そんな雰囲気を最も感じる新リーダの竹内朱莉さんには期待しています。
星部ショウ